2009年12月5日土曜日

Alburyへの旅




心の旅日記、長く離れていました。
久しぶりです。

11月27日、オーバリーに住む長男聡平の娘オードリーの学校でGrand Parents day が催され、行きました。
オーバリーはNSWの州境、車で行くと6・7時間かかるとか。
私のぼろ車では到底不可能と聡平はいつも飛行機のチケットを用意してくれます。
飛行機は小さなプロペラ機。初めての時は少々恐ろしいと思ったのですが、もう慣れました。
空のバスと言う感じです。

Grand Parents dayはとてもよく準備され 校長先生が「あなた方は子供達にとってとても大切でスペシャルな人達。今日は学校で最も大切でスペシャルな日です」と 言われた時にはさすがうれしくなりました。 この歳になると自分の存在価値を確信することは難しいですから。。

聡平はちょうど新しい家を購入し契約を交わしたところでした。まだ入居は少し先ですが、嫁リアンちゃんのご両親といっしょに見に行くことになりました。
新しい家はオーバリー市街から10分ほど車で走ったところで 道の両側は牧場、また牧場。道の行き止まりに湖が見えてきました。湖を前にした家がこれからの彼らの終の家です。
家の中を見た後 外に出て歓談していたら なんと小さなハエが一瞬のうちに口の中に。あっという間もなくのどの奥へ。 私は「ハエを食べた、ハエを食べた」と叫びましたが、リアンちゃんの両親はファーマー、リアンちゃんもファームの育ちで「大丈夫、大丈夫」と誰も驚かず同情もなし。
ああ、それにしてもところ変われば品変わる。 今度聡平の家を訪問する時は ハエよけの付いた特殊の帽子を工夫しようとひそかに決意した次第です。

さて聡平の家に滞在中 驚くような遺憾なことが起こりました。
中川(聡平の父親つまり私の前の夫)から 聡平に電話があったのです。そして日本金で100万円を用立ててほしいといってきました。 聡平は父親が困っているのだからとすぐに送金の手配をしました。私は止めたかったのですが、聡平の性格だから仕方がないのだと思いました。 ところが 翌日シドニーの我が家に戻るともっと驚くような知らせがありました。
中川は 聡平からお金を引き出すだけでは足りなく 私の甥、(聡平の従兄弟)に電話をして 聡平と共同出資でよい物件を買うことになったが、甥にも出資しないか、と聡平が言ってるかのように話を持ちかけたのです。 甥はきっぱり断って事の成り行きを知らせてくれました。
これは明らかに詐欺行為です。
別れたとはいえ振り込め詐欺の元祖のような行為に過去のすべてを感謝という気持ちになっていた私は奈落のそこに落とされた感じでした。
別れた夫であっても一抹の尊敬は持ちたいのです。

その夜 孫のジョナちゃんのクリスマスコンサートが催されました。
私は暗い気持ちで観劇に赴いたのですが。。
なんとジョナちゃんは 主役のアーサー王を演じているのです。 ああ、そのかっこよく素晴らしかったこと!
世界中の名優、名ダンサーが足元も及ばぬような輝かしいジョナちゃん。
何度も何度も過去を受け入れようとしながら 再び中川との結婚を激しく悔いていた私に、夜空に輝く星のごとく凍りついた心を照らしてくれました。

その夜遅く聡平と電話で話しました。
このまま聡平が同情のままに借金地獄に落とされてしまうのでないかと案じたからです。
しかし聡平は父親をよく理解していました。 理解したうえで 聡平は父親と母親の私とを同じだけ思い、心配していることがわかりました。
決して父親を悪く言わない。 
聡平の父親への思い、それを理解するリアンちゃん。
中川への罵詈雑言をはき続けていた私は 自分を恥じました。

こんなに心温かい息子が居て、あんなに輝く孫が居て 私はやはり感謝あるのみ。。。


和子

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